大腸憩室症

大腸憩室症
症状
多くは無症状ですが(半分強)、症状としては腸管の運動異常に基づく症状である便秘・下痢・腹部膨満感・腹痛などになります。過敏性腸症候群との鑑別が困難なこともあります。合併症としては、憩室の炎症(憩室炎)と憩室よりの出血があります。
執筆者 寺下史朗

[1]合併症がない場合では、便通のコントロールを中心とした日常生活指導を行います。
[2]憩室炎を伴う場合ですが、炎症の程度が軽い場合は絶食・抗生物質投与による保存的治療(手術以外の治療)で様子をみます。炎症が強くなり穿孔(せんこう:孔があく)を起こした場合や炎症を繰り返し膿瘍(のうよう)を形成したり、出血が止まらない時などには手術が必要になります。術式は、所見により異なりますが、緊急手術になることが多いことと、大腸内には糞便があるためにやむをえず2期に分けて手術をしなければならないこともあります。
執筆者 寺下史朗

生活上の注意/予防
腸管内圧上昇が悪化する原因の1つです。それを引き起こすのは、便秘と肥満ですから、便通のコントロール・体重のコントロールが大切になってきます。十分な食物繊維の摂取が必要になります。日常の食事ではなかなか十分量を摂取するのが困難です。サプリメント(ベネファイバーなど)で補うのもよいでしょう。


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